北海道旅行雑感

とりあえずずっと体調崩しながらの旅行だったので、詳細が記憶の彼方だったりするわけですが。

コレは素敵だと思ったものは以下のとおり。

北海道大学植物園のアイヌ資料館

植物園そのものも非常に素晴らしかった*1のですが、園に入って右手にある民族資料館で流れてた映像がたいへんよろしうございました。

たぶん昭和初期くらいに撮影された13分のビデオなのですが、熊送り(イヨマンテ)の記録画像なのですよ。

サイレント映画みたいに字幕が入ってて、捕らえた子熊を檻から出し、歌の輪の中の杭に繋いで、儀礼用の花矢+肋骨を狙った心臓への一矢+組み敷いて首への一撃で殺害、みんなで解体して家の中の神様の座に据え、歌と酒で東の野に送る。ここまでが克明に記されてます。

おばあちゃんたちは口の周りに刺青してるけど若い世代がしてなかったりとか、滅び行く文化がそこかしこに見れてちょっと涙。

なぜか昼にきていたサラリーマンと2人でずっと見入ってました。


帰って来てからもう一度みてみたいと思い、YouTubeとか探したのですが、流石に流通してなさそうです。

小樽運河

普通に観光地で、ツアーとか修学旅行とかのバスがひっきりなしに移動してました。

天気もよかったので、空の青色、煉瓦の赤灰色、山の緑のコントラストが素晴らしかったです。高い建物が無く、街路も広くて開放感を保ってるのも良い感じ。

とんぼ玉とオルゴールと古い建物と美味しい食べ物っていうセットは長崎といっしょ。

女性がリピーターになるのがわかるなぁ、というかんじ。

小樽運河の観光船

要するにフェリー。とても小さな船で、基本的に小樽⇔水族館間を行き来するのがメインの使い方みたいなのだけど、土日は湾内一周みたいな観光コースもあるみたいです。

で、船内でパン切れが売っていて、「カモメが餌付けされているのでよかったらどうぞ」的な看板があり。

確かに、かなりの数のカモメが船の近くでたむろしています。

で、小学校の遠足の子供たちと一緒に乗ったのですが。。。

船の移動開始と同時に一斉に飛び立つカモメたち。そこにパンを投げる幼児たち。余裕の空中キャッチのあとこちらを見るカモメ。

つーか、むしろカモメの中を船が進むっていうか。

つーか、むしろ小学生といっしょになっておおはしゃぎする大人一名っていうか。

大満足です。もしゆくことがあったらみんなもやれ。

パインハウス

旅行3日目に宿泊させてもらった宿。高台の上のログハウスで、5部屋ほどの、どちらかといえば小さなお宿です。

ご夫婦で経営されているログハウスで、食事には手料理が振舞われるのですが。。。これが美味しいこと美味しいこと。エビとイカのパエリアは絶品でした。*2

近くにスキー場と温泉があるので、冬にはスキー客でにぎわうんだろうな〜、というかんじ。

お値段も良心的なので、次に近くに行くことがあったら迷わずここかも。

猫もいたしね!!*3

定山渓に行く途中の一幕

札幌→アイヌピリカコタン→定山渓の道の途中。

ピリカコタンを出て、近くの温泉に入って、にわか雨にうたれながらビール片手にバスを待っていたところ、虹が。

根元がすげー近くて、思わず走り出しそうになってしまいました。

結局は現実世界のバスの時間に縛られて、走り出せませんでしたが。。。あそこで走っていれば、違う世界にゆけたのかしらん。

*1:特に一角が自然林になってて、開拓前の状態からあまり手を入れずに観察対象にしてたりするあたり

*2:もとから少食の上に体調が悪かったので全部食べられなかったのが非常に心残りです。(TT)

*3:実際はたわむれることなく、部屋に引きこもって『高い城の男』を読んでました。次こそは。