科学と魔法はどう違うのか

卿の日記より。

魔法の不確実性を再現したファンタジイRPGって驚くほど少ないことに気づいた。魔法を体系化したゲームは多いのに、常に同じように、誰にでも同じように、「働かない」という魔法の特長を再現できるシステムは少ない。

卿よ、すこし考えてみて欲しい。


どんなに準備していたとしても失敗する可能性のある魔法があったとして、一般民衆は、不確実な魔法を多用する生活を送るかな?

ルンケの世界では魔法はごく日常の事象だけれど、それは、魔法に再現性があって、誰でも使えるからこそ、一般の人々の生活にすら膾炙しているわけ。
誰でも使えない手法は一般に広まらないよね。


で、もし魔法の達成率が不確実である世界を再現するのだとしたら、魔法=ギャンブルみたいな世界になると思う。
一般の人にも膾炙してることを考えると。。。掛け率(コスト)が低くて利益(リターン)が低いものほど成功率が高く、掛け率が高くなるほど利益が高くなるかわりに成功率が激減する、みたいな。


いまの株取引みたいに、お小遣いで出来る株取引と、ガチで本職が魂をかけてやりとりする株取引が二分化する気がする。
かたや簡単にできるこっくりさんが日常的な魔法で、かたや国家の存亡を背負う儀式魔術の遂行者、とか。


複雑な儀式魔術では、いままで効果のあった異界への契約条文を混ぜ込むことによるリスクファクタとかでてくるかもね。